命の授業プロジェクト

「おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ」は犯罪被害者の自助グループとして犯罪被害者への個別支援の他、被害者の声を広く伝えるため、犯罪被害者遺族が講師となり、講座やシンポジウムの開催や、小中高等学校・大学等へ出向いての「命の授業」などの活動を行っています。

被害者や遺族は「事件後の長い人生を、悲しみを背負いながらどのように生きていくのか」という切実な課題と隣り合わせにあります。

このような現状への理解を深めるため、地域に出向いて遺族が講演をしたり、子どもたちに直接語りかける「命の授業」を行っています。


これまで地道に学校や地域に被害者遺族の方たちが出向いて、子どもたちに「命の授業」を続けてきました。
「温かい手のぬくもり」を子どもたちに感じてもらい、「子どもたちを被害者にも加害者にもしないために」というメッセージは、広く共感を持って迎えられ、すでに7年間で8万人の子どもたちが耳を傾けてくれました。
「命の授業」は未来のある子どもたちに対し、命の大切さを伝える重要な機会となっています。この被害者遺族自身による語りという方法が、将来的な犯罪予防につながるであろうことは、子どもたちが書いた感想文などから実感できるものです。

こうした活動は遺族だけでできるわけではありません。周りを支える伴走ボランティアや連絡調整の事務局の交通費、通信費などの経費がかかります。
できれば、多くの方の温かい手で、この学校や地域に出向く「命の授業」プロジェクトを支えていただきたく、プロジェクトへの協力お願いいたします。

 

また、学校や公民館などでの授業や、人権研修会での講演などの依頼をお受けしています。依頼をお考えの方はこちらからNPO事務局にお問合せください。日程調整のうえ、ご連絡いたします。連絡先はこちらからご参照ください。

 

 

授業の様子



(写真) 川崎医療福祉大学での「命の授業」の様子

 

——ある感想文から

「自分の手が誰かを傷付けてしまったら、大切な人が傷付けられてしまったらと考えさせられました。流産、死産の後、やっと生まれた元気な息子さんが、やっと希望を見つけ新しい人生を歩み始めたのに、知人にリンチされ亡くなってしまったときいた時はとても悲しい気持ちになりました。もちろん私なんかより市原さんの方がもっと、想像できない程悲しいのだと思います。それでも市原さんはいっしょうけんめい私たちに話してくれました。市原さんは今とても強く前を向いて生きているのだと思いました。手を合わせてくださいと言われたとき、もくとうをするのだと思ったのだけれど、違いました。市原さんは私たちにこの手のぬくもり、つながりを教えてくれました。私は少し恥ずかしくなりました。市原さんは私情を話すことより、私たちに、生きていることを伝えることを選んでいるのだと感じました。相手を思いやり、誰かを傷付けない、そういう社会にしていこうと改めて思いました。」

(中学3年生・女子)